なぜ糖尿病になるのか?その原因とは?

糖尿病になると治すことができません。

 

だから、糖尿病にならないために予防することが大事です。

 

糖尿病を予防するためには、糖尿病になる原因を知っておく必要があります。

 

この記事では、糖尿病になる原因について解説します。

 

糖尿病ってなに?

そもそも、糖尿病とはどんな病気なのでしょうか?

 

簡単に言うと、血液の中にあるブドウ糖(簡単に言うと、糖そのもの)が、

 

ずっと血液中に浮遊して細胞に取り込むことができず、

 

尿として排出される病気です。

 

だから、糖尿病と言われているのです。

 

おしっこに糖が混ざることのなにがいけないのか?

 

そう思いますよね。

 

何が悪いのか。

 

おしっこにそのまま糖が流れ出ていくこと自体がよくないのです。

 

というのも、ブドウ糖は、脳の栄養源だからです。

 

ブドウ糖がおしっこに流れ出ていくということは、脳の栄養源が流れ出ているということです。

 

栄養補給ができないということは、脳が飢餓状態になるということです。

 

だから、糖尿病は大きく取り上げられているのです。

 

簡単にいうと、糖尿病はこのようなイメージでいいでしょう。

 

糖尿病になる原因って?

では、ここから本題です。

 

糖尿病になる原因について解説していきます。

 

よく、親から甘いものを食べたり飲んだりすると糖尿病になると言われたりしませんでしたか?

 

先ほど説明した、脳の栄養源である糖を摂取することは、

 

脳の栄養補給になるからいいように思えますよね。

 

しかし、甘いもの(糖)を取りすぎることに糖尿病になる原因があります。

 

健康な人の体は食事をして血液中に糖(ここからは「ブドウ糖」と言います)が取り込まれると、

 

血糖(血液中のブドウ糖のこと)を下げるため、インスリンというホルモンを分泌します。

 

インスリン膵臓のランゲルハンス島のβ(ベータ)細胞から分泌されます。

 

そのインスリンが血液中のブドウ糖を体のいろんな臓器細胞に取り込んでくれます。

 

これが、血糖が下がる仕組みです。

 

細胞内に取り込まれたブドウ糖は、脳のエネルギー源として消費されたり肝臓で蓄えられたりします。

 

日ごろから大量に甘いものを摂取している人は、常に膵臓のβ細胞からインスリンが分泌されている状態です。

 

そのため、筋肉や脂肪組織がインスリンに対して抵抗するようになり、

 

インスリンの作用である細胞内へのブドウ糖の取り込みが抑制されるのです。

 

例えるなら、

親に日ごろから、「勉強しろ」と言われ続けるとうんざりして

 

反抗的になって、勉強しなくなりますよね。

 

筋肉や脂肪組織も同じで、インスリンが常に出ていると

 

うんざりしてインスリンに対して反抗してしまうのです。(笑)

 

甘いものを大量に摂取しすぎると気づけば

 

糖尿病になっているなんてこともあるのです。

 

これを、インスリンの相対的不足といい、

 

糖尿病の分類でいうとⅡ型糖尿病に分類されています。

 

中高年に多く、糖尿病患者の約95%は、このⅡ型糖尿病です。

 

Ⅱ型糖尿病患者は、最初は甘いものを食べすぎて肥満体型の人が多いです。

 

しかし、細胞内へブドウ糖が取り込めないため次第にやせ細っていきます。

 

そりゃそうですよね。

 

人間の三大栄養素の1つである、ブドウ糖が体内に蓄えることができないのですから。

 

糖尿病になる原因が知りたくてこの記事を読んでいる方は、

 

ここまで読めば糖尿病の原因は分かったと思います。

 

糖尿病になる原因は、いくつかありますが、

 

ほとんどは、運動不足と甘いものの大量摂取を引き金としています。

 

ちなみに、運動不足は、筋肉や脂肪組織のインスリン抵抗性を高めます。

 

糖尿病が怖い方は、日ごろら運動するようにしましょう。

 

ここからは、糖尿病の種類や治療法について簡単に解説していきます。

 

糖尿病の種類

先にも説明したように糖尿病患者のほとんどは、Ⅱ型糖尿病です。

 

その他にも種類があります。下にいくつか挙げていきます。

 

Ⅰ型糖尿病

Ⅱ型糖尿病

妊娠糖尿病

その他の糖尿病

 

Ⅰ型糖尿病

Ⅰ型糖尿病は、膵臓のβ細胞が破壊されることによって発症します。

 

好発年齢は、主に10代がピークです。

 

外傷や感染、白血球などによる免疫細胞による攻撃などにより発症します。

 

Ⅱ型糖尿病

先ほど説明した通りです。

 

暴飲暴食が原因となって発症しますので日ごろから食事に注意しておけば大丈夫でしょう。

 

また、運動不足も糖尿病発症のリスクを高くするので運動も日ごろから行いましょう。

 

妊娠糖尿病

これは、妊婦特有のもので、

 

みんながかかるわけではありません。

 

出産とともにインスリンも正常になっていきます。

 

その他の機序による糖尿病の解説は、この記事では省きます。

 

糖尿病の治療

治療は、主に食事療法と運動療法によります。

 

それでも、血糖をコントロールできなければ、

 

インスリンや経口血糖降下薬などの薬物療法を行ったりします。

 

経口血糖降下薬やインスリン療法をしている患者は、

 

食事の量や薬の種類、量などの変更や飲み忘れなどにより、低血糖発作を起こします。

 

そのため、薬物療法になると、薬の管理も徹底しなくてはいけません。

 

おまけ

お酒を飲むとラーメンが食べたくなるのはなぜ?

飲み会の締めにラーメンに行くなんてこと、よくありますよね。

 

これにも医学的な理由があります。

 

アルコールを摂取すると、体内では、アルコール分解のために

 

ビタミンB1が消費されます。

 

このビタミンB1は、血液中のブドウ糖を分解するときにも使われます。

 

ビタミンB1ブドウ糖を分解してインスリンで細胞内に取り込む。

 

この流れが基本です。

 

しかし、アルコールを摂取するとそのビタミンB1がアルコール分解に使われるため、

 

ブドウ糖が細胞に取り込めなくなります。

 

一時的な細胞飢餓状態というわけですね。

 

だから、ブドウ糖の多く含まれるラーメンを飲み会の締めに食べてくなるのです。

 

ヒトの行動には、医学的な根拠が隠れています。

 

こういうことを知るのって面白いですよね。

 

つまり、居酒屋で食べてるものは、うまく体内に栄養として取り込まれていないとも言えますね。(笑)

 

これは、ブドウ糖の基となる炭水化物のことを言っています。

 

まとめ

糖尿病は、とても怖い病気です。

 

一度かかると治すこともできません。

 

なので、予防がとても大事になります。

 

糖尿病のほとんどは、Ⅱ型糖尿病です。

 

暴飲暴食と運動不足が原因となって発症します。

 

糖尿病にならないためにも日ごろから正しい食生活と運動を心掛けましょう。

 

糖尿病になるといろんな合併症もでてきます。

 

今のうちからその怖さを認識してくことも大事かもしれません。

 

 

 

 

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