なぜ、味が濃いものを食べると血圧が高くなるのか?
2021年4月29日
味が濃いものを食べると血圧が高くなる理由
味の濃いものとは、簡単に言うと「塩分」の多いものです。
その代表格が辛い料理です。
味が濃くて辛いものは、塩分の量がかなり多く、血圧を高くしてしまいます。
血圧が高くなるメカニズム
辛いものや味の濃いもの。すなわち「塩分」の多いものを
食べると、血液中に塩分がたくさん行き渡ります。
血液中の塩分濃度が高くなると、
細胞がその塩分を薄めようとして、血液中に大量の水分を送り込みます。
その結果、血管内の水分量が多くなり、血管がパンパンに張ります。
これが血圧が高くなる理由です。
体中の水分が血液を薄めようとするため、
細胞内の水分量は少なくなります。
辛いものを食べた時にのどが渇くのはそのためです。
これが、味の濃いものを食べると健康に悪影響を及ぼすメカニズムです。
血圧が高くなるとどういったリスクがあるのか
血圧が高くなると血管への負荷が増えます。
負荷が増えると血管が傷つけられ、血管が破れやすくなります。
その結果、脳出血やクモ膜下出血、大動脈解離などのリスクが高くなります。
血管は、ヒトの命に係わる重要な臓器です。
高血圧はあらゆる病気を引き起こす危険な病気ですので
日ごろの食事から気を付ける必要があります。